2016年2月14日日曜日

2時間で行ける隣国、韓国―釜山近代歴史館と日本人移住集落街―

釜山近代歴史館
(日本統治時代1929建設 元東洋拓殖(株)釜山支店現現釜山歴史館)


20077月に壱岐に旅したついでに対馬に渡った事がある。その日は晴れていて韓国展望所からはしっかり釜山が見えた。約50キロしか離れていないというその近さを実感した。
対馬の旅と京都の旅と今回の釜山の旅は時期も違えば目的も違っていたのだがなぜかコヨリの如く絡みあって日朝の歴史を私に考えさせてくれた。  

ところで今回なぜ釜山に?だが、何を隠そう韓国で冬の味覚を存分に楽しみたかったからである。お目当てはズワイガニとフグと焼き肉と韓国郷土料理+マッコリ。ちょうどよい具合に知り合いの旅行社がグルメツアープラスお寺と温泉付きを企画していたので便乗した。こういう添乗員付きの旅も楽ちんのうえ同好の見知らぬ人との出会いもあってそれなりに面白い。「旅は一人旅」がモットーの私にしてみればなにしろ体だけスケジュールに合わせればよいのだからこんな楽な旅行はない。荷物も持たず手続き一切を自分でしなくてよいうえ、連れ廻ってくれる。帰国後は旅の記録まで送ってくれるサービスもあって至れり尽くせりである。
 
竹島市場(ジェクド)の茹でズワイガニ;

さてそういうツアーではあるが、しっかり近代歴史を廻るコースが組まれていた。
釜山近代歴史館となっている旧東洋拓殖(株)釜山支店の建物と九龍浦に残る日本人移住集落街の見学である。それによって日韓の近代歴史をより実感をもって知ることができた。
国の歴史というものは天橋立の「股のぞき」のように真逆から見るとまったく違う光景に見え違う解釈となる。起きた事実は一つであっても、所属する国が違えば個人レベルでも全く同じようには見えないのも事実である。ざっと3千年も大昔から日本と朝鮮半島の歴史は積み重なって今日に至っている事は事実である。日本海という内海を通して一族、部族、邦、国単位で戦いと和平を繰り返してきた事も事実である。
ずっとこれから先もこの日本は朝鮮半島の国々とうまくやってきかなければならない事も事実である。
そのような意味からも個人レベルで釜山近代歴史館と日本人移住集落街を訪ねた事で真逆からこの国を客観的に見ることが出来て良かった。

日本人街(九龍浦地区)

しかし、なにより良かった事は、日本だったら高くつくズワイガニとフグと焼肉と郷土料理の数々を連日食せた事実である。私にとってはそれによって幸福(口福)を味わえた事がなによりの事実なのである。